動脈硬化
心臓から送り出された血液は、動脈を通って、全身に酸素や栄養素を供給しています。この動脈が硬くなったり狭くなってしまうのが動脈硬化で、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞を起こします。
動脈硬化は、遺伝的に起こりやすい人もいますが、動物性脂肪を多く取ることや肥満、糖尿病、喫煙なども原因になります。
近年、歯周病などの感染症が引き金となって動脈硬化になるということが明らかにされました。歯周病のある人ほど動脈硬化による心臓疾患が多くなるということが調査によってわかっています。また、動脈硬化のあるところに歯周病原性細菌がみつかることが明らかにされています。
動脈硬化にはいろいろなことが重なっていますが、歯周病もその原因のひとつになっている可能性があります。