先日とても嬉しいことがありました。6ヶ月おきの定期健診に来られた患者さん、入れ歯をとてもきれいに手入れされていたので『ずいぶんきれいに使われていますね』と言うと『何でも食べられるし、いのちじゃけえ』と満面の笑顔でおっしゃってくださいました。私のような未熟な者でも、いのちにつながる仕事が出来ていることをありがたく感じたと同時に、身の引き締まる思いでした。
からだは食べたもので出来ています。つまり、歯はいのちの入り口です。野生の動物は、歯が悪くなる⇒食べられない⇒生きていけない。歯はいのちに直結しています。
また、歯のかみ合わせのせいであごがずれると、首・肩・腰のこり、頭痛、腕があがらないなど、全身に様々な症状が出ることからも、ちっぽけな歯ですが、からだのバランスを取るという大きな役割をになっています。
からだには許容範囲がありますが、過信は禁物。プロの目による定期健診は必要です。